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SDGsは日本の学びをどう変えていくのか ~手島先生の特別授業~ vol.3

  • 2019年3月11日
  • 緑のgoo編集部
【目次】
①:学校教育での実践と全体セッション
②:学びに火をつけるために
③:地域と連携した学び
④:カリキュラム・マネジメントの真髄
⑤:対話セッション – 特別授業を受けて -
⑥:全体セッション
⑦:まとめ

学びに火をつけるために

それで、世界が今どうなっているかを知ってもらうためのプレゼンテーション資料をつくってみせたりします。vol.1でみせたような3分くらいの映像を使ったりすると、短い時間でもいろいろなことが伝えられます。あとは資料を使って、「こんなに暑い年があったよね。」「この年は熱中症になる人がたくさんいて都内を救急車が走り回っていたんだよ。」「集中豪雨も増えてきたよね。世界でもいろいろなことが起きているよ。」「ヨーロッパで食料生産がぐっと落ちた年があって、ロシアが穀物輸出をおさえちゃったり、南米では大寒波がきて家畜が死んじゃったり、ホームレスの人が凍死しちゃったりしている。」

第30回エコエネ_第3部スライド画像

第30回エコエネ_第3部スライド画像

その後で、私たちの地球で何が起こっているんでしょう?って問いかけて、心配なことや疑問に思ったことを書き出してもらうんです。2030年になって、みんなが大人になった頃には地球はどうなっているのかな?でもその先も、そのもっと先の未来はどうだろうってね。

第30回エコエネ_第3部スライド画像

第30回エコエネ_第3部スライド画像

そして、カードに書いたことを、分類整理してもらいます。自分たちがなにを大事に思うのかを考えてもらうのね。そうすると、学びに火がつく。そうなると、企業やNPOの人たちが学校に出前授業をしにきてくれた時にも、食いつくようにして興味を持って聞いていけるようになるんですね。学びに火がついていない状態で出前授業を受けても、ただ楽しかったねっていうだけのお遊びになっちゃう。

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