2025/05/02 13:00 ウェザーニュース
今日5月2日(金)は低気圧が東へ進み、雨の範囲も移り変わっていきます。気圧の変動も大きく、ウェザーニュース独自の天気痛予報でも警戒ランクのところが多くなります。
GW明けにかけても、短い周期で低気圧・高気圧が通過する予想のため、注意ランク・警戒ランクとなる日が多い予想です。気圧変化の影響で頭痛や関節痛などの天気痛・気象病の症状が出やすい方は体調管理を万全に行ってください。
天気痛・気象病とは、気圧の変化などによって起こる頭痛やめまいなどの身体の不調のことです。
昨日から今日にかけては、高気圧が東へ去り、西からは南北に連なる低気圧が進んできています。さらにその後ろからは高気圧が近づいていて、気圧の変化が大きくなる見込みです。
また、毎日決まった時間に起こる「大気潮汐※」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっており、ウェザーニュースの天気痛予報では、広い範囲で警戒ランクとなっています。
だんだんと大気潮汐の変動による影響は小さくなっていく見込みですが、GW休み中は日本列島の周辺を短い周期で低気圧・高気圧が通過する予想です。そのため、気圧のアップダウンがこまめに起こり、頭痛や関節痛を感じることが多い方は警戒が必要です。
またGW最終日から休み明けにかけても低気圧が日本列島周辺を通過する予想で、そのタイミングで再び広範囲で警戒ランクの予想となっています。個人差はあるものの頭痛や関節痛などの天気痛の症状が悪化する可能性があります。痛みや身体の不調がひどくなる前に早めに対策を行ってください。
※大気潮汐(たいきちょうせき)とは
昼間に太陽光で大気が温められることや日没後に冷やされることなどよって発生する周期的な気圧変化の事を指し、1日2回、気圧のアップダウンを繰り返す半日サイクルの変動の気圧変化となります。
この周期はヒトの生体リズムの周期と一致している可能性があり、天気図レベルの気圧変動と比較すると1/1000レベルの変化となっていますが、天気痛の引き金となります。
この変化は一般的に9時頃と21時頃に高く、3時頃と15時頃に低くなります。低気圧や台風などが存在しない時でも気圧の変動幅は数hPa程度あるようです。