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「環境GIS」 詳細解説

読み:
かんきょうGIS
英名:
Geographic Information Systems for Environment

環境GISは、大気や水質などの環境に関する状況を、地理情報システム(GIS:Geographic Information System)を活用して提供するウェブサイトだ。環境省国立環境研究所が運営している。主なコンテンツは、1) 大気環境、2) 水環境、3) 化学物質、4) 化学物質、5) 地球温暖化、6) 測定地点マップ、7) 環境数値データベース―などからなる。

大気環境では、アジア地域から飛んでくる黄砂大気汚染物質などを予測・観測する「東アジアの広域大気汚染マップ」や、光化学オキシダントと二酸化窒素の濃度を予測して1時間ごとの分布予測図として提供する「大気汚染予測システム」、「大気汚染状況の常時監視結果」、「有害大気汚染物質マップ」、「規制・指定の状況」、「全国自動車交通騒音マップ」などがある。
また、大気環境内にある「生活環境情報サイト」で、騒音・振動・悪臭などの法律に基づく規制の状況や、「残したい日本の音風景100選」、「かおり風景100選」などを紹介している。一方、水環境では、「公共用水域の水質測定結果」や「海洋環境モニタリングマップ」、「水質汚濁物質排出量総合調査」、「瀬戸内海環境管理基本調査」、「規制・指定の状況」を見ることができる。

化学物質では、「ダイオキシンマップ」の提供を行っている。これは、ダイオキシン類対策特別措置法に基づく大気・水質・底質・地下水質・土壌におけるダイオキシン類の環境調査結果を使って、都道府県ごとに調査地点における環境基準の達成状況を地図上に表示するものだ。都道府県ごとの測定結果を、地図によって確認することができる。

地球温暖化では、「自動車CO2排出量マップ」が目玉だ。自動車から排出される二酸化炭素(CO2)の量を、市区町村別に「人口1人あたりの排出量」と「総排出量」のそれぞれについて、地図上で色分けして表示する。また、すべての自動車からのCO2排出量や、乗用車や貨物車など車の区分ごとの排出量を表示することも可能だ。

さらに、測定地点マップでは、大気汚染の常時監視や公共用水域の水質、ダイオキシン類など環境に関するさまざまな測定結果を一括検索することができる。また、環境数値データベースでは大気汚染状況の常時監視結果と公共用水域の水質測定結果を閲覧したり、ダウンロードしたりすることもできる。

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