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「環境GIS」 Q&A解説

読み:
かんきょうGIS
英名:
Geographic Information Systems for Environment
  • Q: 環境GISのメリットは?
    環境問題を解決していく上で、環境GISはどのような役割を果たすのだろうか?

    A: 環境問題を解決へと導いていくためには、正しいデータに基づいて環境の状況を把握し、汚染を防ぐための対策をとることが重要になる。国立環境研究所が運営する環境GISでは、大気や水質などの環境に関する状況を地理情報システム(GIS)によって提供している。たとえば「自動車CO2排出量マップ」を利用すれば、自分が住む地域で自動車からどれだけの二酸化炭素(CO2)が排出されているかを目で見て確認することができるので、自動車の運行を抑えるなどの手を打つことが可能になる。環境GISは大気や水質、土壌、化学物質などの分野ごとにこうしたデータを公表しており、国や地方自治体による規制はもちろん、企業の環境対策や市民活動への活用が期待される。

  • Q: 黄砂の予報もできるの?
    環境GISは、黄砂の予測にも使えるのだろうか?

    A: 環境GISは、環境に関する状況を地理情報システム(GIS)により提供するウェブサイトだ。「大気環境」に関するコンテンツの中には、中国大陸などアジアから飛来する黄砂大気汚染物質などを予測・観測する「東アジアの広域大気汚染マップ」がある。「化学天気予報システム(CFORS)」と「大気汚染予測システム」を利用して、当日と翌日における黄砂の濃度を予測した結果を公表している。一方、黄砂の観測については、レーザー光線を利用した観測装置の「ライダー」を日本・中国・韓国・モンゴルの4カ国・17カ所に設置して行っている。

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