茨城町が5月1日、涸沼(ひぬま)自然公園でレンタサイクル事業を始めた。(水戸経済新聞)
涸沼水鳥・湿地センター前のサイクリングロードを走る自転車
同町では自転車の貸し出しに合わせ、涸沼周辺に特化した「茨城町レンタサイクルマップ」も作成した。同紙では、レンタサイクルの利用案内のほか、昨年11月にオープンした涸沼・水鳥湿地センターなど周辺の観光スポットや飲食店、サイクルサポートスポットなどを紹介する。
同町では2021年から「涸沼自然公園魅力アップ計画」として、園内への大規模な遊具の設置やキャンプ場のシャワー、花壇の整備など、さまざまな環境整備を進めている。レンタサイクル事業も同計画の一環。
同町商工観光課の小松陽人さんは「自転車だからこそ見ることができる、涸沼周辺の美しい景色を見てもらいたい。自然公園に遊びに来る人のほか、涸沼にキャンプに来る人にもレジャー時のツールとして気軽にレンタサイクルを活用してほしい」と呼びかける。同課の内桶由依さんは「県外などから初めて涸沼に来る人に周辺の情報を分かりやすく伝えるため、涸沼に特化したマップを製作した。公園を起点に周りを紹介している。観光に活用し、楽しんでもらえたら」と話す。
貸出場所は同園管理事務所。貸出時間は9時~16時(返却は16時30分まで)。保有台数は、電動アシスト付き自転車2台、普通自転車(26インチ)8台、児童用2台。料金は、電動アシスト付き=1日1,000円、普通自転車・児童用=1日500円(以上、保険料・ヘルメット貸出料込み)。