新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)で5月8日、館内店舗の店主が週替わりで国産小麦を使った創作ラーメンを提供する「ニッポン小麦紀行」が始まる。(港北経済新聞)
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。ラーメン店のほか、駄菓子店やスナック、架空の人物が生活している設定の家屋もあり、昭和の雰囲気を盛り上げている。
同館によると、現在国産小麦の自給率は15~17%で推移しているほか、2023年に中華麺に使用された小麦約100万トンのうち国産小麦の割合は7%(約7万トン)だったという。北海道のほか、全国では約70種類の小麦が生産されていて、それぞれの品種に魅力があることから、国産小麦の需要拡大と普及を目的に同企画を始める。
企画では現在館内に出店する8店舗が、それぞれ本店がある地域で収穫された国産小麦を使ったラーメンを約2カ月かけて1週間ごとのリレー形式で提供する。第1弾は「博多文福」で、提供するのは「味噌ジェノバ」。福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」と「ニシホナミ」の2種類を使って、太さや食感の異なる2種類の麺を提供する。価格は1,450円。1日150食限定で、提供は5月14日まで。
以降は「淺草 來來軒」(5月15日~21日)、「こむらさき」(同22日~28日)、「六角家 1994+」(同29日~6月4日)、「利尻らーめん 味楽」(同5日~11日)、「龍上海本店」(同12日~18日)、「琉球新麺 通堂」(同19日~25日)、「博多一双」(同26日~7月2日)と続く。
営業戦略事業部の栗原幸司さんは「もちもちの食感の麺とバジル風味のみそスープの相性が抜群。当館で昨年開催したラーメンコンテスト優勝店が自信を持って送り出す一杯を体験してほしい」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=450円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。