最後のラウンドでは最初のテーブルに戻り、元のメンバーと一緒に対話を深めていきます。
生活を見直し、節電意識を高めるという意見がありました。
「ライフスタイルを変えることだと思います。エネルギーを多く使う夜型の生活をやめて、朝型に切り替えるとか」
「一人だとなかなか難しいですが、みんなが同じ目標に向けて行動を変えていることが見える化されると、がんばろうという気持ちにもなれますね。たとえば『省エネデー』を設けるというような、みんなが一斉に行動できるような仕組みがあると良いのかもしれません」
「キャンペーン中だけ一時的に節電をしても、あまり成果がでないと思うので、生活の中で節電を習慣化することが大切だと思います。」
「最近は『シェア(共有)する』ことが流行っています。一人暮らしの人も多いですが、もったいないを減らすために、例えばお風呂や台所を共有できる住居を多く作るなど、エネルギーをできるだけシェアできるようなしくみができれば良いなと思います」
また、藤木さんから紹介があった生ゴミコンポストの事例のように、ゴミと考えていたものを活用することや、ゴミそのものを減らす工夫を考えるということの提案がありました。
お金をかけるというと設備投資をするイメージがありますが、人の意識を変えることや教育に力を入れるべきという意見が多くみられました。その際、既存の場をもっと活かす方法が考えられるのではという観点から以下のような意見がありました。
「エネルギーや環境のことを話せる人を、教育の場に招待するようなしくみがあると良いと思います」
「地域で学ぶ場をつくると良いと思います。みんなで話し合えば、お互いが協力しあって取り組もうという気持ちにもなりますし、個人で取り組むよりも大きな規模で無駄をなくしていけそうです」
なかには、省エネやエネルギー対策に真剣に取り組む政治家を選び、政治を変えるように呼び掛けることが大切だといった意見もありました。