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第10回 「革新的エネルギー・環境戦略から何を読み取るか?」荻本 和彦 氏

  • 2012年11月16日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ

エコロジーとエネルギーの関係を考える
〜J-POWER秘書広報部 藤木勇光〜

J-POWER 藤木審議役
J-POWER 藤木審議役

「J-POWER(電源開発株式会社)は、戦後急速に増えた電力需要に応えるために国策として作られ、2004年に民営化し、今年で創立60周年を迎えました。私たちは北海道から沖縄まで全国に発電所を持ち、日本で使われる電力の約6%を発電する国内最大の卸電気事業者として、エコロジーとエネルギーという皆さんの暮らしに密着する大切なことに関わっています。「エコ×エネ体験プロジェクト」は企業理念である「エネルギーと環境の共生」について皆さんと共に考える場でもあります。今年度は「いま、改めて語ってみよう。私たちのエコとエネ」をテーマに3回のエコ×エネ・カフェを実施していきます。課題を解く答えはひとつではありません。それを理解した上で、識者から一方的に教わるのではなく、カフェに参加した全ての人の意見を尊重し、気軽に真面目に話し合い、気づきを促すことを通じてお互いが学び合う場を創造していきたいと思っています。このカフェがエコロジーとエネルギーを相反するものではなく「つながり」として考えていくきっかけになればと思っています。

第10回エコ×エネ・カフェ
「革新的エネルギー・環境戦略から何を読み取るか?」

東日本大震災を受けて、国のエネルギー基本計画が見直されることになりました。今年の夏には、政府によって国民的議論の場が開催され、人びとの意見が多く集められました。果たしてそこではどのようなことが問題とされ、議論されたのでしょうか。そして、政府の決定した「革新的エネルギー・環境戦略」を、私たちはどのように読み解いていけば良いのでしょう。国民的議論に専門家の立場から情報提供者の一人として参画した荻本さんをゲストに迎え、その実態について解説いただき、対話を通じて学びを深めていきます。

ゲスト講師:荻本 和彦氏 ゲスト講師:荻本 和彦氏
東京大学エネルギー工学連携研究センター特任教授。1956年生まれ。福岡県出身。東京大学工学部卒業後、エネルギーインテグレーションとして、エネルギー技術戦略、物質・エネルギー需要解析・評価、動的エネルギー需給解析・評価、集中/分散のエネルギーマネジメントと再生可能エネルギー導入、エネルギーシステムの診断・評価とリスクアセスメントなどの研究に取り組む。趣味は自動車、山歩き、街の探索を中心にした旅行。

「革新的エネルギー・環境戦略から何を読み取るか?」

「エコ×エネ・カフェも今年で4年目。記念すべき10回目を迎えました。皆さんと一緒に、対話を通じてエコロジーやエネルギーに関する考えを深めていきたいと思います」。Be Nature Schoolの森さんのファシリテーションにより、カフェの時間がスタートしました。今回のテーマは「いま、改めて語ってみよう。私たちのエコとエネ」。40名を超える参加者のうち大半が、今回初めての参加者です。さまざまなバックグラウンドを持った人たちが自由に発言し意見を交わすこのカフェの場で、今回はどのような気づきや学びが生まれるのでしょうか。

森さんのファシリテーションでエコ×エネ・カフェがスタート
森さんのファシリテーションでエコ×エネ・カフェがスタート
森さんのファシリテーションでエコ×エネ・カフェがスタート

まずはウォーミングアップの時間です。今回はエネルギーに関する3つのクイズに三択で答えていきます。

第一問:
「日本の年間総発電量1兆kWhを風力でまかなうとしたら、風車何基が必要でしょうか?ただし、風車1基の発電量は2,000kWhで、効率は25%とします」

    1:1.3万基
    2:13万基
    3:23万基
正解は、3番の23万基

<解説>
1.年間発電総量=1,000,000,000,000kWh/年
2.風車の年間総発電量=2,000kWh×365日×24時間×0.25(効率)=4,380,000kWh/年
3.年間発電総量÷風車の年間総発電量=228,311基

約23万基 となる

いきなりの難問に少し動揺した様子の参加者の皆さん。「2」と「3」を選んだ人たちが多かったようです。

真剣な表情でクイズに挑戦
真剣な表情でクイズに挑戦
真剣な表情でクイズに挑戦

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