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海野和男のデジタル昆虫記

「デジカメ自然観察13」撮像素子の大小2

「デジカメ自然観察13」撮像素子の大小2
「デジカメ自然観察13」撮像素子の大小2
2005年10月28日



現在ニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。


 さてデジカメのレンズは35mmカメラのレンズと比べて、焦点距離が短いと言うことを昨日書いたが、焦点距離が短いと言うことは、もともとそのレンズの被写界深度が深いと言うことを現している。35mmカメラの50mmのレンズは大きな1/2インチCCDを搭載したデジカメでは6mmぐらいだと書いたが、同じ絞りで撮影すれば、被写界深度は1/2インチCCDのデジカメのほうがずっと深いと言うことになる。つまりデジカメは元々被写界深度が深いのが特徴と言えるのだ。
 だから35mmカメラと同じように背景をぼかしたい場合は、相当望遠を使って絞りをあけなければならないことになる。背景を大きくぼかした写真はコンパクトデジカメはちょっと苦手な分野かもしれない。そのかわり被写界深度の深いシャープなピントの写真を撮るにはとても適したカメラであるといえるのだ。
 デジカメと同じ被写界深度の写真を撮ろうと思ったら、35mmカメラではどれくらい絞ればよいかを計算してみた。すると1/2CCDデジカメで約5絞り絞らなければならないことがわかった。例えばCaplioGXなど1/2に近い大きさのCCDのカメラで広角側(35mm換算28mm)で絞り2.8の開放で撮影した写真は、フルサイズ一眼レフや35mmフイルムカメラでは28mmレンズを付けて16に絞った写真とほぼ同様の写真になる。(「デジカメ自然観察のすすめ」(岩波ジュニア新書)からの抜粋を書き直したものです。本をお買い求め頂ければ幸いです。)
 写真はリコーCaplioGX8の広角側マクロで撮影したキマダラルリツバメ(1/1.8CCD)


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