取材日:2014年2月12日

日本のエネルギー業界から大きな注目を集めている「再生可能エネルギー」。規制緩和、技術革新などにより個人参入も可能になり、国も全力をあげて動いています。しかし、知らなければならないことが、実はあまり知られていないのが現状です。そこで現場の最前線を体験している松本真由美さんから最新情報についてお話をいただきました。
ゲスト:東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 環境エネルギー科学特別部門 客員准教授/NPO法人国際環境経済研究所(IEEI)理事 松本真由美


松本真由美さんメッセージ:
原子力発電も再生可能エネルギーも、『地域との共生』が課題です。技術力や安全対策等はもちろん前提ですが、最終的には、科学技術を社会の中でどこまで許容できるのか。それを突き詰めるところに、コミュニケーターとしての役割があると感じています。私は現場に足を運び、現地の人の話を聞くというのが基本姿勢です。学生のみなさんもそういった体験を積んでいくことで未来の選択肢が広がっていくのではないかと思います。
森下さん:
これまでエネルギーの話は世界規模の遠いことのように感じていましたが、地域にとって身近なことなのだと感じました。ワークショップを通じてテーブルで知識や想いを共有できたことが、考えを深める上で役に立ちました。
寄田さん:
再生可能エネルギーについてはまだ知らないことが多いですが、具体的な現場の話を伺うことができて、視野が広がりました。日本は陸地が少なく、海を活用できたらいいなと思っていたところ、既に洋上風力のプロジェクトがあそこまで進んでいるという話を聞いて刺激を受けました。