「J-POWER(電源開発株式会社)は、戦後急速に増えた電力需要に応えるために国策として作られ、2004年に民営化し、昨年創立60周年を迎えました。北海道から沖縄まで全国に発電所を持ち、日本で使われる電力の約6%を発電する国内最大の卸電気事業者として、エコロジーとエネルギーという皆さんの暮らしに密着する大切なことに関わっています。「エコ×エネ体験プロジェクト」は企業理念である「エネルギーと環境の共生」について皆さんと共に考える場として、J-POWERの社会貢献事業という位置づけで開催しています。5年目、13回目となる今回の「エコ×エネ・カフェ」では鈴木健吾さんをゲストにお迎えし「ミドリムシが地球を救う!」というテーマでお話いただきます。ミドリムシの研究を環境や食糧問題の解決にいかそうと活動する鈴木さんからの話題提供をきっかけに、エコとエネのバランスのとれた、持続可能な社会をどう実現していけば良いのか、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。
(J-POWER 藤木業務推進役)
今回のエコ×エネ・カフェのトピックは「ミドリムシ」。一体ミドリムシにはエコやエネルギーにつながるどんな物語があるのでしょうか?
ゲスト講師:鈴木 健吾さん<プロフィール>
東京大学農学部にて生物システム工学を専攻。ミドリムシの持つ不思議な特徴に魅了されその研究を進める。社会課題の解決に情熱を燃やす同社代表取締役社長出雲充と学生の頃出逢い、ミドリムシの持つ栄養素や高いCO2固定能力が世界の食料問題や環境問題の解決に活用できるという可能性に共感、その夢を共有する。大学院に進学しミドリムシの大量培養技術の研究を進めていた2005年8月、出雲、福本(取締役マーケティング部長)と共に株式会社ユーグレナを設立。同年12月に世界初のミドリムシ屋外大量培養に成功。ミドリムシを活用した事業展開に向け研究開発の責任者として活動する。
「今日のゲスト、鈴木さんは、今とても注目を集めているベンチャー企業、株式会社ユーグレナの設立メンバーの一人です。話を伺うのが楽しみですね!」。ファシリテーター森さんの進行のもと、先ずはウォーミングアップの時間です。今回はミドリムシに関する2つの問いに答えていただきました。
問1「ユーグレナの和名は「ミドリムシ」ですが、何の名前??」
会場の反応を見ると2番が多いですが、正解はのちほど鈴木さんからのトークで解明してもらうことにしましょう。
問2「ミドリムシ入りのクッキーバーってどんな味だと思う?」
この回答を知るために、実際に皆さんにクッキーバーを試食していただきました。
「クッキー味だ」「クッキーだから、当たり前か・・・」。その反応は、人さまざま。
ウォーミングアップの後は、いよいよゲストトークのスタートです。