最後のラウンドでは最初のテーブルに戻り、元のメンバーと一緒に対話をさらに深めていきます。
「インフラの中央集権が変わり地方分権が進むと、生活者にとってエネルギー・インフラの問題がもっと身近に感じられるようになるかもしれない。暮らしに直接関係することだし、その方が自然のような気がする」「自分たちの暮らしている場所という意識を持って考えられる『地域』の視点から考えることで、不足が起きないように、無駄を出さないようみんなで頑張ろうというような意識が芽生えてくるのではないかな」「共有できるところは何か、生活に身近なところからもっと考えるようになるようと思う」。暮らしに密着した視点を持てるようになることで需要側の意識が変わるのではないかという意見。
「大きな企業の本社や工場があるような、企業村と呼ばれるようなものがある地域には、企業の自社発電を地域の人たちにも共有するという仕組みが考えられるよね」。エネルギーの供給エリアの視点から地域を見つめ直したらどうかという意見。
「電力会社のあり方もこれから変わってきそうですね。地域にも地域密着型の電力会社がこれからもっとでてくると思うし、もっと多様な組み合わせを考える時代に入っていくような気がします」「どの地域でもかならずエネルギー地産地消することは難しい。先ずは日本の中でエネルギー地産地消が出来る余地があるところを探し、そこからエコな暮らしをどのように導入して行けるのかを計画していくことが必要だと思う」というような、日本全体のエネルギー需給の仕組み自体を見つめ直すことが大切という意見もありました。