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第8回 「地域・需要からエネルギーを見てみると」川北 秀人 氏

  • 2012年2月16日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ
質問2:「エネルギーを共有するとはどういうこと?」
エネルギーを共有するとはどういうこと?

最初のテーブルに一人だけを残し、他のメンバーは席替えをして第2ラウンドに移行します。先ほど話し合ったことを新しいメンバーで共有した後、新しいテーマ「エネルギーを共有するとはどういうこと?」について話を深めます。

「家族と暮らすこと。お風呂とか、食事とか、みんなで分ちあうこともエネルギーの共有だよね」「エネルギーを共有するって、資産を分かち合うことでもありますよね。シェアハウスに暮らして、台所やお風呂とかを共有したりすること。それは節電にもなるしお金の上でも得をすることではあるけれど、それ以上に『一緒に使っている』という幸せ感が伴うことだと感じています」「ホームステイをしていた経験があるのですが、その時、水もお風呂も『使わせてもらっている』という気持ちをすごく感じました。そしてその感覚はとてもよかったと思っています」「他の人と暮らしているから自分一人が無駄をしてはいけないと考えることにもつながりますよね」などといった、「共に暮らすことを通じてエネルギーを分かち合う」という感覚が培われたという意見。

「エネルギーはもともと環境から得ている。つまり、自然から得たものをみんなで共有していると言える。自然の持つ価値がもっと評価されるべきだと思う」「世界的にエネルギー資源が枯渇してきているのだから、それを争わないで、枯渇させないように使っていくにはどうしたらいいのか、そう考えると『共有しあう』という意識が必要だとわかるし、他人のことを考えた上でどうすればよいのかを考えられるようになると思う」。資源に限りがあることを知ればエネルギーの共有に対する自覚と責任も当然生じるのではないかという意見。

「うーん」と考えつつ、メモをとります
「うーん」と考えつつ、メモをとります
森さんも「この話だけで深めていけちゃうよね」
森さんも「この話だけで深めていけちゃうよね」

「エネルギー不足の時には『みんなで節電しよう』と呼びかけあった。そこには社会のみんながエネルギーを共有しているという意識があったと思う」「無駄は贅沢ではない、ということに気づくべきだと思う。お金がある、裕福だからたくさん使ってもいい、ということではない。地球全体の問題として考えると、それは絶対に言えること」主体的にエネルギーの課題を考える意識を日常的に持つことが必要だと言う意見。

他にも「カーシェアリングとか、そういうものが生まれて来ているけれども、共有しているっていう意識ってあるのかな?共有している相手の顔が見えないと、なにか、共有といっても、身近な人と行なうそれとは感覚が違う気がする」という声もありました。

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