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第3回 「エネルギーの未来はどこに向かっているのか?」田井中 慎 氏、岩口 翔 氏

  • 2010年2月25日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ

テーブルをめぐる対話の旅がスタート

お二人の鋭い指摘に、和やかだった参加者の皆さんの顔つきも真剣な表情に。
さて、ここからは参加メンバーが主体の対話です。
「今回はテーブル替えを2回。合計3回の話し合いセッションを行います。まずはセッション1。いま座っているテーブルのままで、各自ワークシートに取り組んでください。大きさ、バランス。希望でも予測でもいいです。それができたら、それぞれの書いた未来のエネルギー像を、テーブルの仲間と共有しましょう」。
森さんからの指示を受けて、いよいよスタートです。

ワークシートに取り組む参加者たち。その真剣な表情。
ワークシートに取り組む参加者たち。その真剣な表情。
ワークシートに取り組む参加者たち。その真剣な表情。

ワークシートに取り組む参加者たち。その真剣な表情。

●セッション1

セッション1
セッション1

「2050年は、2005年から数えると45年後。その時は皆さんいくつになっていますか?」大学生と社会人が半数ずつのテーブルでは、そんな問いから対話がスタートしていました。「私は円(エネルギー需要量)は大きくなると思います。将来的には電気自動車が普及すると思うので、電気の使用量は今よりも増えると思うからです」。「希望としては小さくなって欲しいので、2005年の0.8倍の大きさの円を書きました。ひとりひとりが電力の使用量を減らすように心掛けることが求められていると思います」。円の大きさを同じく描いていても、その理由はさまざまです。「希望的観測を込めて小さな円を描きましたが、実は一人当たりの使用量そのものは増えると思っています。けれども2050年には人口が減る。そうすると、日本全体としては需要量が減るのではないでしょうか」。「代替可能エネルギーが持続可能に供給されていれば、エネルギー消費量自体は増えても問題ないのではないかと思います」。円の大きさもまちまちですが、そのバランス(構成要素)についても意見がとても多様です。

セッション1
セッション1
セッション1

「未来には省エネ意識の高い若い人たちが増えているような気がしますね」。「僕たちと意識が違う世代が育っているよね」。「石油は減っていくというところまではみんな合意しているみたいだけれど、それ以外の自然エネルギーについては結構ばらつきがありますね」「石油に代わるものとして考えると、原子力の 比率はあがっていくことになると思います。けれど出来るだけ少なくしたいという思いも同時にあります。複雑ですね」

対話は白熱していきますが、あっという間に席替えの時間がやってきました。「各テーブルに一人だけ残して、あとの人は他のテーブルに旅に出てください。残った人は、そのテーブルで出された意見を新しいメンバーに共有してあげてくださいね」。森さんのファシリテーションのもと、セッション2がスタートです。


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