2025/05/02 09:28 ウェザーニュース
ニュージーランドでは現地時間の5月1日(木)をピークに荒天となりました。首都のウェリントンでも風が吹き荒れ、岬では40m/s以上の暴風を観測しています。ピークは過ぎたものの、2日(金)も一部の地域で荒れた天気となる見通しです。
現地時間の4月30日(水)から5月1日(木)にかけて発達した低気圧がニュージーランド付近を通過しました。この影響で北島の南部や南島の北部を中心に風雨が強まり、首都のウェリントンでも荒天となっています。
ウェリントン空港では最大瞬間風速32m/sを観測し、海に面した岬では40m/s以上の暴風を観測した地点があります。気象当局は一時、最も警戒を促す「赤色警報」を発表しました。また、多い所では100〜200mmの大雨となりました。幸い大きな人的被害には見舞われなかったものの、交通機関など生活への大きな支障が出ています。
低気圧は次第に南東へと離れているため荒天のピークは過ぎました。ただ、依然として沿岸の一部では平均で20m/s前後の強風が続いていて、海上は大しけの状態が続いています。局地的に雨の強まる可能性もあり、一部の地域に雨や高波に関する警報が継続中です。