参加者の皆さんに感想を聞いてみました。「難しいテーマでしたね。エコ×エネ・カフェには今回初めて参加しましたが、正面からエネルギー問題について扱っているのでびっくりしました」と話してくださったのは自然保護のNGOで働いているという男性。同じテーブルだった就職活動中の大学生ともすっかり意気投合していた様子です。「『環境系』と限定せずに自分が好きなことをやるといい。環境はどんな企業にも関係のある問題ですから」「はい、頑張ります!」悩みも相談できるほどにうちとけた様子です。
「環境サークルに所属しています。学生だけで話をしているとどうしても意見が似てきてしまうのですが、エコ×エネ・カフェは多様な参加者のいろいろな意見が聞けることがとても新鮮でおもしろいです」と語ってくれたのは3回連続で参加したという大学生。「1回目の『どのような社会で暮らしたいか』から、今回の『エネルギー』まで、回を重ねるごとに学びと気づきが深まっていくのを感じました」。「僕のいたグループでは『原子力を支持するかどうか』という深い話も出てきたんです。賛成派と反対派が半数ずつで、心情的には反対だけれど現実的にはどうだろう…など、ワークシートに書いたグラフを見ながら具体的に話し合えたのが楽しかったですね。こういう対話もカフェの雰囲気だから出来たことかもしれないですね。こういう場を通じて、もっと自分自身を刺激していきたいです」。今年のエコ×エネ・カフェは今回が最終回とあり、皆さんとても名残惜しそうでした。カフェでの出会いがこれからどんな発展を遂げるのか。未来への期待を会場に残し、今年のエコ×エネ・カフェは幕をおろしました。
ライター:株式会社yukikazet 今井 麻希子(いまい まきこ)
カメラマン:アクアデジタルフォトス 田川 哲也(たがわ てつや)