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キャンプの恵み

Vol.137 選んでもらう大切さと選ばれ続ける難しさ

  • 2017年11月2日
  • (社)日本キャンプ協会

10月9日~13日、ロシアのソチで国際キャンプ会議が開催されました。1年前東京で開催されたアジア・オセアニア・キャンプ大会の倍以上の1,000人を超える参加者が世界中から集りました。
その参加者の1人にアメリカキャンプ協会の会長、トム・ローゼンバーグさんがいらっしゃいました。肩書や立場はすごい人なのですが、とても優しく、おちゃめなザ・キャンプのおじさんです。会議中、そのトムさんがアメリカのキャンプについて、その概要や歴史を語るセッションがありました。

630 写真2キャプション:トム・ローゼンバーグさん ▲アメリカキャンプ協会会長 トム・ローゼンバーグ氏

アメリカではキャンプは一つの産業としても発展を遂げていますし、アメリカのキャンプは、一つの大きな文化という側面もあります。また、社会課題の解決の手段としても、積極的にキャンプが使われており、今日本でも盛り上がっているスペシャルニーズ・キャンプと呼ばれる分野のキャンプも盛んです。また、金銭的にも人的にもキャンプは支援の対象と認識されており、毎年多くの個人、企業からの様々な形の寄付が寄せられ、それにより、運営されているキャンプもあるそうです。これは、アメリカの人々の寄付に対する考え方やアメリカの税制の違いも根底にあるのかもしれません。

さて、そんなトムさんの話の中で、思わず「うん、うん」と頷いてしまった事があります。それは、今回の題名にも書いた、選んでもらう大切さと、選ばれ続ける難しさです。長い歴史があるアメリカでのキャンプ活動ですが、そのムーブメントは今までずっと好調だったわけではないそうです。今現在も、落ち込んでいる気配が見えないわけではないと。その中でも、キャンプを選んでもらい、選び続けてもらうために、実践者と研究者が手を繋ぎ、お互いに有益なキャンプについての研究結果を発表していこうという試みを行うそうです。「キャンプがいいこと」というのは(ほとんど)みんながなんとなく知っていますが、実際にたくさんの選択肢から選んでもらうために、キャンプの力やなぜキャンプがいいのかを、数字などのみんながわかる形で提示していこう、選んでもらう後押しをしようというのです。
ムーブメントの落ち込みは、1つのキャンプで解決できるものではありませんので、たくさんのキャンプやそれに関わる人が一緒に行動することが重要なポイントだと私は思いました。だからこそ、アメリカキャンプ協会としても、イニシアティブをとったり、後押しをしたりしていく、そんなトムさんの思いを感じました。
そんなアメリカのムーブメントを作り出す強いエネルギーと、たくさんの研究、実践事例、研修プログラムに触れることができる機会が毎年アメリカキャンプ協会年次総会として開催されています。今年度は来年2月20日~23日、フロリダで行われます。アメリカのキャンプやアウトドアプログラム/施設を実際に見学する機会もこの日程に付随して設けられますので、学びの多い時間になることは、私が保証します!今年の冬はフロリダであつーいアメリカのキャンプにとろけてみませんか?  (まっちゃ)


アメリカキャンプ協会:
 https://www.acacamps.org/
アメリカキャンプ協会年次総会案内(日本語):
 http://www.camping.or.jp/2017/09/post-1584.html

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