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「サーマルリサイクル」 Q&A解説

読み:
さーまるりさいくる
英名:
Thermal Recycle
  • Q: 具体的なサーマルリサイクルの事例は?
    実際に行われているサーマルリサイクルの事例としては、どんなものがあるのだろうか?

    A: 具体的なサーマルリサイクルの事例としては、清掃工場の排熱を温水の熱源や地域冷暖房などに活かすことや、ごみ発電、エコセメント化、固形燃料(RPF)の製造などが行われている。地域での事例として、埼玉県で公共関与による全国初の総合的資源循環型モデル施設として開設した「彩の国資源循環工場」には、2005年から2006年にかけてさまざまな資源再生関連工場がある。そのうち、2005年2月竣工の「環境サービス」には廃プラスチック処理施設と堆肥化施設が併設され、廃プラスチックのマテリアルリサイクルとRPF(固形燃料)の製造などが行われる。また、東京都は埋立処分場で高い割合を占める廃プラスチックやゴム等を可燃ごみとして焼却し、熱エネルギーを回収するサーマルリサイクルを2006年度からモデル事業として行っている。

  • Q: サーマルリサイクルは3Rに含まれる?
    サーマルリサイクルは3Rに含まれるのだろうか?

    A: 環境省経済産業省が進めている3R政策は、Reduce(リデュース=廃棄物の発生抑制)、Reuse(リユース=再使用)Recycle(リサイクル=再資源化)の順で廃棄物の発生を防ぎ、リサイクルや適正処理を行う仕組みのことである。2000年に公布された循環型社会形成推進基本法では、処理の優先順位を1.発生抑制、2.再使用、3.再生利用、4.熱回収、5.適正処分としており、サーマルリサイクルは熱回収のことであるため、廃棄物の発生を抑制し、再使用や再利用を行ったうえで、サーマルリサイクルを行うのが基本的な考え方である。このため、サーマルリサイクルは広義のリサイクルとして位置づけられることが多い。

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