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「清掃工場」 とは

読み:
せいそうこうじょう

 主に家庭から出る一般廃棄物を、焼却によって中間処理する施設。1) 資源リサイクルのための分別施設、2) 焼却灰の溶融固化施設、3) 生ゴミの堆肥化施設などを併設することもある。日本で2006年度に処理されたゴミの量は4900万tで、そのうち、焼却、破砕、選別などにより中間処理された量は4524万t、再生業者等へ直接搬入された量は256万tだった。また、中間処理量のうち直接焼却された量は3806万トンで、直接焼却率はごみの総処理量の77.7%となっている。

かつてゴミ焼却施設は数千あったが、ダイオキシン対策などで大幅に数を減らし、2006年度末現在で1280ある。そのうち、焼却の際に発生する熱エネルギーを利用する発電設備をもつ施設が291、温水プールなど余熱利用を行う施設が869ある。一方、清掃工場の建設にあたっては、交通量の増加や悪臭大気汚染などを理由に、「迷惑施設」として周辺住民の反対運動が起こる場合が依然として多い。清掃工場では、1) 環境法令の順守、2) 排ガスや排水、悪臭など環境対策の充実、3) ダイオキシン類低減のための燃焼管理の実施、など積極的な環境保全への取り組みを行っている。また、工場見学やホームページなどでの情報開示を行うなどして、世間の理解促進につとめている。

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