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「再利用」 とは

読み:
さいりよう

 使用を終えた製品を、基本的に形を変えずに他の使い方で用いること。リユース(Reuse)と呼ばれ、いわゆる「3R」の中間に位置する。また、「再使用」と言われることもある。3Rとは、環境と経済が両立した循環型社会を形成するためのキーワードであり、リデュース(Reduce:抑制)、リユース(Reuse:再利用)、リサイクル(Recycle:再資源化)の3つのRをまとめてこう呼ぶ。リユースには、まだ使用に耐えるものを買ったり譲ったりして再び使う場合と、使用済み製品や部品、容器などを回収して、適切に処理した上で再び製品や部品、容器などとして使う場合などがある。リユースの例としては、使用済みの容器を回収、洗浄、再充填して繰り返し利用する「リターナブルびん」があり、その代表的なものがビールびんである。2005年度に新たに市場に投入された全ガラスびんの量が175万tだったのに対し、リターナブルびんは158万tが使われた(ガラスびんリサイクル促進協議会)。このほか、自動車や家電製品などの廃棄製品から消耗度の少ない部品を選び出し、新たな製品に組み込むリユースの手法もある。経済産業省の2007年の発表によると、日本における使用済み自動車において部品としてリサイクルされる率は、20〜30%となっているが、まだ浸透しているとはいえない状況だ。

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