ビールなどの酒類やソフトドリンクなどの飲料を入れる容器のうち、飲み終わった後に回収して再利用されるびんのこと。びんや缶をリサイクルする場合には、いったん溶かしてもう一度つくり直す必要がある。一方、リターナブルびんなら洗浄すれば再利用できるので、製造時の原料やコストを節約することができ、容器ゴミの減量化にも貢献する。
近年、リターナブルびんの回収率は伸び悩んでおり、その主な理由は次のようなものだ。1) 消費者のライフスタイルが変化し、ペットボトルや缶が主流になった、2) 割れやすく重いというびん本来の課題、3) メーカーにとって利用コストが高く回収しにくい、4) 一般消費者に対してリターナブルびんが十分に周知されていない。しかし、洗ってもう一度使えるリターナブルびんを見直す動きがあり、日本リターナブルびん普及協会のような団体もある。
