昨日は浜松市引佐町にある枯山のギフチョウ保護区を訪ねた。朝から良く晴れ上がったが風が強く、10時過ぎの現地の気温は11度とベストな条件ではない。けれど日だまりの体感温度はかなり高く、10時半にはギフチョウもたくさん飛んでいた。今年は3月19日に出たそうだが、その後の気温が低かったので、本格的な発生は遅れたのだろう。
保護されて10年ほどになるのだろうが、まさにギフチョウのユートピアの感があり、地元のご老人や、県内の家族ずれで賑わっていた。チョウ愛好家には「捕っても減らない」という考え方が未だにあるが、絶滅はしないにしても、チョウの発生が抑えられることは間違いないと思う。最近は地元の方や一般の関心も高いから、保護区は勿論、そうでない場所でも安易な採集は控えるべきだと思う。
この地のギフチョウは、ぼくにとっては予想外の環境だった。枯山の頂上付近がギフチョウが見られる場所だが、そこに成虫の好むカタクリもスミレも食草のヒメカンアオイもあるのだ。
ギフチョウは谷から山に移動する習性があるから、ヒルトッピングかなと思っていたが、どうもそうではないらしく、山上付近で主に発生しているようだ。里のチョウのイメージが強かったギフチョウの違う一面を見たようで勉強になった。
D700 105マイクロ E-620 12-60
小諸日記10年前の今日と5年前の今日にリンクを張っています。ぜひご覧下さい。
10年前の今日 5年前の今日
4月6日夜10時50分、NHK教育視点論点に出演予定。「蝶の道」
4月3日、4月10日はいからCHANNEL「はいから万歳」
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.