【目次】
①:SDGsワークショップ
②:私たちは何を克服してきたか
③:この物語は誰の幸せにつながるだろう
④:子どもには世界を変える力があるか
⑤:SDGsの17の目標との関係を考えてみよう
では、次の質問です。「子どもには世界を変える力があるのでしょうか。ないのでしょうか?」せーの!はい!青(ある)ですね。では、どうしてあるって答えたのでしょうか?
会場:「未来にむかって成長していく子どもたちが、地球を救ってくれると思うから」
そうだね。子どもたちもいろいろなことをしているよ。例えば、パキスタンの17歳の少女マララ・ユスフザイさんは、女の子にも教育を受ける権利がある。校舎がなければ広場に座ってでもいいからって、世界に訴えたんだね。セヴァン・スズキさんという少女は、12歳の時にリオで開催された地球サミットに行って、治し方をわからないものを壊すのをやめてくださいって、環境問題のことを訴えたんだ。オランダのダイビング好きの高校生のボヤンさんという少年、大好きな海を守るために2億円ものお金を集めて海洋ゴミをなくすプロジェクトを始めたんだ。すばらしいね。東京の12歳の女の子は、子どもの虐待防止にもなるから、母子手帳に子どもの権利条約を書いたら良いんじゃないかって提案したんだよ。そしたら世田谷区では、本当にそうなっちゃった。
みなさんはこの子たちの年齢、12歳を超えているよね。大丈夫?チコちゃんに「ボーッと生きてるんじゃねーよ!」って言われないようにがんばりましょうね。一市民だからといって遠慮することはない。問題に気づくことが大事だし、あきらめないでいると道が開けていくのかなって思います。それには先ず、気づくってことが大事な出発点だよね。ではここで「あなたの住む世界がこの先もずっと豊かに続いていくために、何とかしなくてはならなそうな問題」について一人5つ以上ポスト・イットに書き出しましょう。3分以内で!
たくさん出てきましたね。では、今書き出したものをSDGsの17の目標でいうとそれぞれ何番に関係があるのでしょうか。厳密じゃなくていいので多分これかなって一番関係が深そうな目標のところに貼り付けてみてくださいね。