都市と地方という観点から、未来の姿を考える意見が多くありました。
「都心と地方で提供される選択肢に差がつくことで、社会の二極化が進んでしまいそうな気がしました。首都圏の人たちだけが便利さを手にする社会でいいのか、疑問を感じます」
「体力のある大規模な会社ばかりが生き残る社会になってしまうのではなく、地域の中小企業も活性化するようなエネルギー政策を作ることを考えたいです」
「地方創生という観点からも、エネルギー政策を考えて行きたいと思いました」
「地方でエコな暮らしをしながら、エネルギーの安定供給にも困らないでいられる方法が生まれることが、地方の活性化にもつながると思いました」
消費者の責任がより問われるということについての指摘がありました。
「東日本大震災の後に社会が省エネに向かったように、社会情勢が変わると、消費者の考えや政策も大きく変わると思います。私たちがこれからどういう選択をしていきたいのか、表面的な話ではなく、中長期的に考えることが大切だと思いました」
「自分のために選ぶという選択から、地域のため、社会のため、環境のためと、関心が広がるように人の気持ちが向かうかどうかで、選択が変わっていくと思います。自分の選択に、意識的になりたいです」
これまでになかった、新しい技術やしくみに期待するという意見もありました。
「エコな社会を実現するために、大規模なシステムに頼るのではなく、自家発電や小規模発電を目指す動きが大きくなると思います。特に、日本では人口減少が進むので、人口の少ない地域で、よりよい暮らしをしていける方法を考えたいというニーズも高まると思います」
「国内で自給できる自然エネルギーの比率を高めようという動きが広がり、それが安定供給に結びついて、電気代も安くなればいいと思います」
「電力はインフラの中のインフラなので、社会誰もが、取り残されずに使っていける政策やしくみを考えて欲しいです」
「科学技術の発展にも期待します」
「蓄電池技術が発展すれば、今は想像できていない未来も描けると期待しています」