ここで、皆さんに「サイエンスリテラシーの高い人」に対して抱いているイメージについて問いかけてみたところ、こんな答えが返ってきました。
「探究心があること。何故そうなのかを突き詰めていこうとする人というイメージがあります」
「もちろん好奇心は大事ですが、センスやバランスがとても大事だと思います。括り方や捉え方、ポイントの探し方というか・・・。知識はなくても要点を得た指摘をしたり、まとめをしている人をみると、こういう人をリテラシーが高いというのだろうなと感じます」
森: ようするに勘がいいってことですかね。
「そうですね。センス以外にあるとしたら、場数を踏むこと、経験値かなと思います」
「リテラシーという言葉が掴みにくいということですが、私は『常識』というのが一番しっくりくるかなあと思っています。リテラシーがあるというのは、常識がある人ということ、言い換えると柔軟性だとかセンスということではないかと。これは先ほど『リテラシーの意味がわからない』と言っていた私の席の隣の人の代弁ですが(笑)」
「時代によって必要とされるサイエンスリテラシーは違うのだろうと思います。例えば弥生時代では、例えば江戸時代ではと、時代ごとに突き詰めていくと、現代に必要なサイエンスリテラシーは何かと気づくことが出来そうな気がしますし、それを検証してみたいなと考えました」