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第11回 「サイエンスリテラシーから見たエコとエネ」古田ゆかり 氏

  • 2012年12月25日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ
ワールドカフェ:
問3
「エコとエネのバランスのとれた社会」と「サイエンスリテラシー」の関係は?

古田さんからのエネルギー政策についての説明を受けて、リテラシーの重要さを考えさせられたという意見がありました。

「古田さんの話で紹介された『エネルギー政策を決める上でのキーワード』から、ものごとを判断する上ではいろいろな視点から検討することが必要なのだと改めて気づかされました。サイエンスリテラシーを持つことが、いろいろな見解を持つ人がいることを理解した上で合意形成をはかることに役立てばと思います。『相手の言うことに理解を示すことができる』ということも、リテラシーが高まることに関係しているのでしょうね」

「エコとエネは対立するのではなく両方とも満たすことができるはずです。サイエンスリテラシーを高めることによって、その回答を見つけることができるのではないかと思いました」

「エコ×エネ・カフェのような場所がもっと増えるといい」という意見もありました。

「この場所(エコ×エネ・カフェ)がサイエンスリテラシーを高めるための場になっているなと感じています。それは、ここが専門家を招いて、みんなで対話して、視野を広げる場所になっているからかなと考えました。リテラシーを高めて、それを自分のものにするためには、ただ知識を得るだけでは十分ではなくて、こうやって対話をすることで、検証するためのコミュニケーションを持つことが大切なのだなと思います」

「エコやエネの知識も、サイエンスリテラシーも、持っているから良いというものではなく『どう使うのか』が重要だと思います。その意味で、独り善がりにならないように、対話の場を持つことがとても大切だと思いました」

「エコ×エネ・カフェのような対話を持つことを通じて、エネルギーのベストミックスを見つけていくことができるのではないかと思いました」

テーブルの上の模造紙は多くの意見で満たされていきます
テーブルの上の模造紙は多くの意見で満たされていきます

テーブルの上の模造紙は多くの意見で満たされていきます
テーブルの上の模造紙は多くの意見で満たされていきます
テーブルの上の模造紙は多くの意見で満たされていきます

また、今回のカフェでの対話が、そもそもの社会のあり方を問うことにつながったという意見もありました。

「エコもエネも、それを話し合うことが消費を増進することにつながっては意味がありません。持続可能な社会を目指す、消費を抑えるといった目的をはっきりさせた上で話し合うことが大切だと思いました。サイエンスリテラシーも、ただ知識を増やせばいいということではなく、それを役立てるという前提を持つことが必要で、その上でエコやエネと結びつけると意味のある話し合いに結びつくのだろうと思います」

「メディアの経営が企業からの出稿による広告収入に頼っているという現実もあり、スポンサー企業にとって都合のよい情報を伝えがちであるということも言えるのではないかと思います。そういう危険性があることを踏まえた上で、できるだけ脚色されていない一次情報をあたることも必要だと思いました」

「東日本大震災以降、海外のメディアの伝える情報を目にすることが増え、同じニュースでも英語圏のメディアは日本のメディアとまったく違う伝え方をしていることがあるということに気づきました。エネルギーも環境も世界規模の問題ですから、サイエンスリテラシーを持つこと同時に、日本で言われていることが世界の人たちはどう捉えているのか、そういうことも視野にいれる必要があると思いした」


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