取材日:2013年1月30日
「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」。これは私たちの日常に密接に関係するとても重要な課題です。エコ×エネ・カフェは、このテーマについてゲストの話をきっかけに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合う場として2009年から始まった、J-POWERの社会貢献活動プログラムです。4年目に突入した今年度のテーマは「いま、改めて語ってみよう。私たちのエコとエネ」。「エコロジー」と「エネルギー」の関係について改めて語り合い、私たちの豊かさや持続可能な社会のあり方について考えていきます。
エコ×エネ・カフェにはJ-POWERとつながりを持ったさまざまな人が集まります。環境に関心がある人、過去にエコ×エネ体験プロジェクトに参加したことのある人、企業でCSRや環境に関わる仕事をしている人、普段はエコのことはあまり考えていないけれど友だちに誘われてやってきた人など、性別や年齢、活動分野を超えたさまざまな学生や社会人たちが集まり、あるテーマについての意見を交わします。エコ×エネ・カフェでは、参加者同士のつながりや絆を育てていくことを大切にしています。
開場の時間が迫る中、少しずつ参加者が集まってきました。
gooニュースでインターンをしているという時任さんは、小さい頃から環境問題に関心があり、オーストラリアや東南アジアなど、海外の自然保護区を多く訪れているそうです。「中学校や高校の家庭科の時間に、エシカル消費やフェアトレードを勉強するので、環境問題のことを考えるキッカケはたくさんありました。大学に入ってからは、森林保護について学ぶために、ボルネオ島で現地のNGOと協力しながら、エコツーリズムについての研究をしました。環境やエネルギーはその国や地域の特性に配慮して考える必要があることと考えています。今日の対話を楽しみにしています」と話してくれました。
大学でメディア社会学を研究している牧野さんは、新聞社で学生記者を務めるなど、ジャーナリズムに関心を持っていたそうですが、現在は社会インフラにより強い興味を感じているそうです。「インフラは人の生活を支えるもので、社会貢献性のある事業だと思っています。環境への配慮も大切になると思うので、今回のエコ×エネ・カフェを通じて、学びを深めていきたいと思っています」と、初めて参加するエコ×エネ・カフェへの意気込みを聞かせてくれました。
今回はどんな対話が深められていくのでしょうか。いよいよ第12回目のエコ×エネ・カフェのスタートです。