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「衣食住から考えるSDGsアクション〜大人と子どもが作る未来〜」第33回 エコ×エネカフェ(後編)

  • 2020年3月6日
  • 緑のgoo編集部

まとめ

全体セッションの後、ゲストの山藤先生からコメントをいただきました。

山藤:
学校教育でこういう活動をしようとすると、どうしてもゼロか100かの理論にぶつかりがちです。例えばペットボトルは一切使っちゃいけないと言い出すと、我慢して苦しいという雰囲気になってくる。そうではなく「ちょっとやってみようかな」と思えるほどほど感を持つことも大事だなと思うんです。もちろんゼロか100かで頑張っている人たちのことも尊重して、みんなで一緒にやっていけるといいですよね。

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森:
ゼロか100かという視点しか持てないと、持続可能な社会を目指す活動が行き詰まっちゃいますよね。

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緑のgoo佐藤:
私もターゲットをもうちょっと読み込んで、もっと考えてみようと思います。

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藤木:
私の気づきはDesign for All。前の世代も今の世代も未来のことも、そして人間だけじゃなく他の存在のことも大切にしていこうという考えが心に残りました。私たちも社会貢献活動に取り組んでいますが、身の丈にあわせて、背伸びしないで続けていくことを大事にしていますので、山藤先生のお話には共感することがたくさんありました。エコ×エネ・カフェは新年度も継続していきますので、是非これからもご参加いいだけたら嬉しいです。

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学生時代以来ひさしぶりにエコ×エネ・カフェに参加した太刀川みなみさんは「今は環境系NPOで働いているのですが、久しぶりにこの活動に参加して刺激を受けました。サステナブルな人財をつくるという目標がすべてに関わる広さを持っているという視点や、自分の体験を踏まえて伝える大切さに改めて気づくことができましいた」と感想を聞かせてくれました。

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大学生の高畠優樹さんは「大学で教育関係のことを学んでいますが、教科の枠にとらわれない取り組みに関心が湧きました。SDGsのターゲットの4.7にあるように、教育者として自分から発信していける存在になれたらと思っています」と話してくれました。

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ゲストからのメッセージ

最後に、ゲストの山藤先生からのメッセージを紹介します。

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「エコ×エネ・カフェは、セクターを超えて地球のことや未来について考えて語りあう、熱量がすごく高い場だと思いました。こういう場にもっと教育界が入っていって、民間の皆さんとのコミュニケーションを増やしていけるといいなと感じています。行動者になること、自分ごと化していくということについては、僕らも皆さんも一緒の悩みを抱えているのだと改めて実感できたことも逆に励みになりました。例え小さくてもお互いにアクションを取り続けていけたら、そして、なかなかアクションが取れなかったとしても、思考停止しないで考え続け、背中をおしてくれるような仲間と出会っていけるコミュニケーションを持つことが大事なのだと感じています」

来年度のエコ×エネ・カフェも、どうぞお楽しみに。

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