自然エネルギーに関心があり、大学の先生の紹介でエコ×エネ・カフェに参加したという大学生の長谷川智美さんは「世界的で大きな目標であるSDGsへの取り組みは、日本ではあまり進んでないというイメージでしたが、企業が予想以上に取り組んでいることを知ることができました。せっかく素晴らしい取り組みをしているのだから、もっと発信してもらいたいです。これから就職活動をしていくにあって、企業のSDGsへの取り組みにも注目したいと思います」と語ってくれました。
知人からの紹介でエコ×エネ・カフェに参加したという会社員の柳亮馬さんは、「トイレや水など、自分にとって当たり前のことで困っている人が世界中にたくさんいることに気付きました。まずはSDGsを仲間とシェアし、学習していくことでSDGsの考えをもっと深く吸収したいと思います。そうれば、自分が次に取るべきアクションが見えてくると思います」と語ってくれました。
最後に、ゲストの長澤さんからのメッセージを紹介します。
「みなさんがとても熱心で、SDGsへの関心が高いことがわかりました。同時に、SDGsは意外と知られていないとも感じたので、若い方に関心を持っていただいて、もっと自分事として取り組んでいただきたいです。今日の気付きなのですが、日本は、国として進めていかなければいけない課題が何なのかの合意がまだできていない段階なのだと思いました。例えばアメリカは、多様な人種が暮らしているのでそれぞれを認め合える社会をどうつくっていくかが国の課題として国民に共有されています。それに対して、日本の少子高齢化は何十年も前からわかりきっている問題なのに、みんなで取り組んでいこうという合意形成がまだできていないのではないでしょうか。その一方で、企業にとって課題はビジネスチャンスでもあります。Society 5.0やSDGsの視点で解決していければと思います。SDGsは世界的な目標ですが、ローカルな活動の積み上げ、自分事化の積み上げです。深刻なことも、こうなったら楽しいという、ワクワクできることを探してください。ワクワクを共有できるのがSDGsです」
次回のエコ×エネ・カフェは、2018年10月頃に開催予定です。どうぞお楽しみに。