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「OECD環境アウトルック」 Q&A解説

読み:
OECDかんきょうあうとるっく
英名:
OECD Environmental Outlook
  • Q: 2050年の世界の姿は?
    環境アウトルック2050が予測する40年後の環境は、どのような状況なのだろうか。

    A: OECDの環境アウトルック2050は、2050年頃の世界は今よりも深刻な環境問題を抱えていると予測している。まず、エネルギー使用量の増加に伴い、温室効果ガスの総排出量が50%増え、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は現在の1.5倍を超える685ppmになる可能性がある。その影響もあり、陸上における生物多様性は約1割減少する。また、水需要は55%増加し、上水道を利用できない人の数は約2億4000万人に達する。このほかにも、大気汚染などの影響により若くして死亡する人の数が増加するなど、早期に対策をとらなければ状況は悪化するという。

  • Q: 水環境管理アウトルックとは?
    日本の環境省も、水環境管理に関するアウトルックをまとめている。その内容は?

    A: 環境省は、2012年3月の第6回世界水フォーラムに向けて、「WEPA水環境管理アウトルック2012」を公表した。WEPA(アジア水環境パートナーシップ)に参加する国の水環境とその管理に関する最新情報や、共通課題についての討議内容などをまとめたものだ。その中で生活排水対策については、多様な政策オプションを検討して共有していくことが重要であると指摘している。また、気候変動と水環境の関係については、水質モニタリングの強化やデータ蓄積及び共有方法の改善のほか、気候変動による影響を考慮したモニタリング手法を検討することが必要であるとしている。

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