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「国連環境開発会議(地球サミット)」 Q&A解説

読み:
こくさいかんきょうかいはつかいぎ
英名:
United Nations Conference on Environment and Development (UNCED)
  • Q: 地球サミットの成果は?
    今から約20年前に開催された地球サミット。その成果を教えてほしい。

    A: 1992年にブラジルのリオデジャネイロで開かれた地球サミットでは、生物多様性の危機や森林破壊地球温暖化、化学物質対策など、さまざまな地球環境問題が議題となった。地球サミットで採択された文書のうち「環境と開発に関するリオ宣言(リオ宣言)」は、環境保護と開発の不可分性や貧困の撲滅、生態系保全、汚染者負担の原則(PPP)、環境アセスメントの実施など27項目に及ぶ宣言を明記したものだ。また、同宣言を実施するための具体的な行動計画として採択されたのが「アジェンダ21」だ。森林保護や有害廃棄物対策、非営利組織及び産業界の役割強化、国際法と資金メカニズムの整備など40のプログラムが示されている。地球サミットでは、温暖化防止と生物多様性の保全に関する条約が採択されたが、森林の保護については条約発効には至らず、森林原則声明が採択された。

  • Q: 地球サミットと温暖化防止の関係は?
    地球サミットと、地球温暖化防止に関する取り組みとの間には、どのような関係があるのだろうか。

    A: ブラジルのリオデジャネイロで1992年に行われた地球サミットでは、2つの重要な条約が始動した。ひとつはこの時に採択された生物多様性条約、もうひとつが国連気候変動枠組条約(UNFCCC)だ。UNFCCCは温暖化を防止するため、その原因となる大気中の二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス濃度を安定化させる取り組みを世界全体で進める国際的な枠組みだ。同年5月に国連の会議でまとめられ、地球サミットで署名が始まり1994年に発効した。UNFCCCには強制力がなかったため、1997年のCOP3で採択された京都議定書により法的拘束力のある削減目標が先進国に課せられた。

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