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「PPP」 とは

英名:
Polluter-Pays Principle

「汚染者負担の原則」のこと。大気や水などの環境を汚す物質を出している者は、公害を起こさないようにするための費用を自らが負担して環境汚染の防止につとめるとともに、もしも公害が発生した場合には、その解決に必要な費用を負担すべきであるとする考え方だ。OECD(経済協力開発機構)が1972年に提唱し、環境政策の基本原則の一つとして世界中に浸透した。

しかし、環境問題が広がるにつれ、PPPをすべての環境問題に適用することには限界が生じている。このため、EPR(拡大生産者責任)の原則など新たな考え方を適用したり、PPPと組み合わせたりして環境問題の解決を図る傾向がある。また、温暖化防止などの対策費用を税のかたちで徴収する環境税のあり方を検討する際にも、PPPは基本的な考え方のひとつとして位置づけられている。

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