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「環境標語」 詳細解説

読み:
かんきょうひょうご
英名:
Eco Slogan

環境標語は、環境に関する意識を高め、知識を広め、行動を促すための標語だ。行政やNGO/NPOが市民や子どもたちに環境の問題に関心を深めてもらうために、あるいは、企業が社内でリサイクル省エネなどの環境活動を進めるときなどに活用されている。語感のリズムや言いやすさが重視されるため、俳句や川柳にみられる5・7・5のパターンがよく使われる。

リサイクル運動についての「混ぜればごみ、分ければ資源」のように、すぐれた環境標語は、語呂がよく、しばしば口にのぼる。押しつけを感じさせずに環境保全活動を進める原動力ともなる。作文やポスターより気軽で、コストもかからないことから、てっとり早い環境啓発の手段として、国や自治体などの行政や、業界団体、民間団体などさまざまな団体により募集されている。

2015年の「国土緑化運動・育樹運動 標語」には、特選として福井県の小学生が考えた「今植えた 小さなその芽が 大きな未来」が選ばれた。また、千歳市が小学4年生を対象に行った2014年度「ごみ減量・リサイクル標語」コンクールでは、最優秀賞を「やってみよう ゴミのげんりょう 家族でね」が受賞した。

「標語」という名称ではなくても、国や自治体が政策や事業を進めるにあたって付ける副題やキャッチコピーなども、広い意味の環境標語ととらえることができる。環境省自然環境局が行っている自然環境保全プロジェクトの名称は、「つなげよう、支えよう森里川海」だ。同省が推奨する「朝チャレ!」や「みどり香るまちづくり」なども、国が国民に行動規範を呼びかける環境標語と言える。

一方、企業などが、社員の環境活動への意識向上と普及・拡大を目的として環境標語を募集し、優秀作をポスターにして掲示したり、環境報告書に記載したりする例も多い。

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