企業などの事業者が、自社の環境保全に関する方針や目標、環境負荷の低減に向けた取り組みなどをまとめたものが「環境報告書」だ。すでに900社を超える企業が作成している。また、近年ではCSR報告書や持続可能性報告書を発行する企業も多い。一方、独立行政法人や国立大学法人などにも発行を義務づけた環境配慮促進法が2005年4月に施行された。同法では、大企業に環境情報の公表を努力義務として求めている。
初めて環境報告書をつくることになった。守らなければならないルールやお手本はあるのだろうか。
報告書の信頼性を高め、環境コミュニケーションを深めるために、どんな取り組みが行われているのだろうか。
環境報告書を読もうと思っても、いまひとつ取っつきにくい。どんな観点から読んでみたら興味が持てるだろうか。