早く…立ち直らなきゃ / (C)中山有香里/KADOKAWA
大人になるにつれ、辛いことや悲しいことがあっても、つい我慢してしまいがち。それでも心はすり減っていて、油断したら泣いてしまいそう…。そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。
とある町にひっそりとたたずむ、熊と鮭が営む不思議な甘味処。ここにも「しんどい気持ち」を抱えた大人が夜な夜な迷い込んできます。メニューは温かいお茶と、日替わりの甘いものが一品のみ。ふさぎこんだ人々の疲れた心を、甘いものがほっと癒します。
しんどいとき、泣きたいとき。夜にだけ開く甘味処で心を温めて。漫画に合わせて、編集部おすすめのレシピも掲載。あなたの心も、きっと癒やしてくれるはずです。
※本記事は中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から一部抜粋・編集しました。
夫を亡くした奥さんと梅酒ゼリー
あまり食欲はなくって… / (C)中山有香里/KADOKAWA
梅酒ゼリーです / (C)中山有香里/KADOKAWA
久しぶりに食べものを味わった気がする… / (C)中山有香里/KADOKAWA
しっかりしなきゃ… / (C)中山有香里/KADOKAWA
全部飲みこまなくていいこともあるんですよ / (C)中山有香里/KADOKAWA
受け入れられる日が来るのかな / (C)中山有香里/KADOKAWA
マンガ/著=中山有香里『泣きたい夜の甘味処』(KADOKAWA)
■▶梅のゼリーが食べたい!そう思ったら…
甘いものを食べるともたらされる幸福感はなんとも言えないもの。ちょっとお疲れなこころもほぐれていくかもしれません。
そんなとき「ゼリー」を手作りしてみるのもいいのではないでしょうか。
無心になって料理をすれば、気分もリフレッシュ!
ひんやり冷たい爽やかな味わい「梅ゼリー」
ひんやり冷たい爽やかな味わい「梅ゼリー」 / レシピ考案=飛田和緒/撮影=澤木央子
■材料(2人分)
「梅シロップ」の梅…4〜5個
「梅シロップ」…1カップ
粉ゼラチン…4〜5g
■作り方
1.梅は半割りにして種を除く。水大さじ2にゼラチンを入れてふやかす。
2.鍋に梅シロップと水大さじ3を入れ、梅を加えて弱火で5〜6分煮る。梅がやわらかくなったら、1のゼラチンを加えて溶かし、バットなどに流し入れて5〜6時間冷やし固める。
3.大きめのスプーンですくい、器に盛りつける。
【ポイント】
種がうまく取れない場合、実を包丁でそぎ切りにして種を除いても。
5〜6分煮てもかたいものは、やわらかくなるまでさらに10分ほど煮ると良い。
梅の実をたっぷり入れた甘酸っぱいゼリー。爽やかな風味が夏のデザートにぴったりです。
梅ゼリー レシピ考案=飛田和緒/撮影=澤木央子