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「ASR」 とは

読み:
えーえすあーる
英名:
Automobile Shredder Residue

カーシュレッダーダストの英名から頭文字を取った略称。自動車リサイクル法の施行状況報告書によると、国内で発生する使用済み自動車の数は年間約360〜370万台で、そのほぼ全量が同法に基づいて処理されている。使用済み自動車はフロン類回収業者によりフロンが回収された後、解体業者に回されてリサイクルやリユースできる部品が取り除かれる。そこから鉄や非鉄金属などが回収されてマテリアルリサイクルされ、そのリサイクル率は重量比で約80%と言われている。

残り約2割を占めるのがASRで、そのリサイクルは主務大臣(経済産業・環境大臣)の認定を受けた自動車メーカーが引き取って行う。従来はASRのほとんどが管理型処分場で埋め立て処分されていたが、自動車リサイクルを促進するためにASRの減量化や、ASRに含まれる樹脂などの回収・リサイクル技術の開発が急がれている。自動車リサイクル法では自動車メーカーが解体業者や電炉・転炉事業者などと連携して、ASRを発生させることなく処理する方法についても定めており、この場合にも主務大臣の認定が必要となる。

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