サイト内
ウェブ

「ウルトラファインパーティクル(超微小粒子)」 とは

読み:
うるとらふぁいんぱーてぃくる(ちょうびしょうりゅうし)
英名:
Ultra Fine Particle

PM(粒子状物質)の一種で大気中を漂う浮遊粒子状物質(SPM)のうち、直径が50nm(ナノメートル)以下の超微小粒子。SPMは呼吸器疾患などを引き起こすおそれがあるため、粒径10μm(マイクロメートル)以下の粒子については、環境基本法に基づき環境基準が定められている。とくに直径2.5μm以下の粒子は微小粒子状物質(PM2.5)と呼ばれ、粒径が小さいことから気管支や肺まで達し、肺がんなどの呼吸器系疾患を引き起こす可能性もある。

ウルトラファインパーティクルはPM2.5よりもさらに小さい粒子で、同じ質量で比較すると、粒径2.5μmの粒子に対して0.02μm(20nm)の粒子の場合、個数で240万倍、表面積は120倍以上にもなる。超微小粒子対策は、汚染物質の重量を基準とする従来の排ガス規制においては重視されなかった。しかし、PM2.5よりも肺や器官に取りこまれる可能性が高いことから、人体への影響調査や生成機構の解明が進められている。

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。