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「自動車リサイクル」 とは

読み:
じどうしゃりさいくる
英名:
Automobile Recycling

製品としての寿命を終えた使用済み自動車を解体・破砕したり、有害物質を回収したりするとともに、まだ使える部品の再使用や、素材としての再利用を図る一連の流れのこと。使用済み自動車は、自動車リサイクル法に基づき適正なリサイクルと処分が行われている。自動車リサイクル法は、自動車メーカーや輸入業者、解体・破砕業者、フロン類回収業者、そして自動車の所有者などすべての関係者が、立場に応じた役割分担を果たす仕組みになっている。

自動車所有者は、使用済み自動車を自動車販売業者や整備業者などの引取業者に引き渡し、リサイクル料金を負担する。引取業者はそれをフロン類回収業者や解体業者に引き渡し、解体業者や破砕業者がリサイクルを実施する。その際に、エアバッグ類やシュレッダーダストなどを自動車メーカーへ引き渡し、一部については回収費用を請求する。こうしたリサイクルの流れは、電子マニフェストによるシステムによって一台ごとに管理されている。自動車リサイクル促進センターによると、自動車リサイクル法に基づき適正に処理された使用済み自動車のリサイクル率は、約95%となっている。

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