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敦賀市の観光ボランティア、最年少の23歳デビュー 平均年齢70歳超の団体で猛勉強中

  • 2024年3月7日
  • 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ

「みなと・つるが・いまむかし」を見ながら増田会長(右)と話す宮岡さん=福井県敦賀市港町の敦賀鉄道資料館【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】
 福井県敦賀市の「観光ボランティアガイドつるが」に市内の病院に勤務する女性、宮岡さんが加入し、春先のデビューを目指し観光地の歴史などを猛勉強している。平均年齢70歳を超える同団体で、23歳の加入はこれまでで最年少。「北陸新幹線開業後はまち歩きする人が増える。敦賀のたくさんの魅力を伝えたい」と意気込んでいる。

 福井市出身の宮岡さんは、短大卒業後、2021年4月に敦賀市に移住した。入会のきっかけは昨年9月、県外から来た人を車に乗せて敦賀の魅力を紹介し喜んでもらえたこと。ただ、自身としては「あまり知識がなく十分に説明できず、せっかく敦賀に住んでいるのにもったいなさを感じた」という。インターネットで観光ボランティアガイドつるがを知り、10月に入会した。

 現在は団体が発刊する冊子「みなと・つるが・いまむかし」を読んだり、会員が常駐する敦賀鉄道資料館でメンバーと話したりして、敦賀の観光地や歴史、ゆかりの人物、自然などを学んでいる。れんが積みが特徴的な「樫曲トンネル」といった鉄道遺産を現地見学したほか、今後は現存する国内最古の鉄道トンネル「小刀根トンネル」にも行くという。

 観光ボランティアガイドつるがは、観光振興などを目的に2011年9月に市内の4団体を統合し発足。依頼を受けてボランティアとして観光客のガイドに取り組んでいる。

 会長は「世代交代や若いガイドを増やすことは大切。デビューに向けて全面的にサポートしていきたい」と話す。宮岡さんは「若いので不安はあったが、北陸新幹線敦賀開業前のこの時期と考えて入会した。同じ世代の人がガイドに興味を持ってもらうきっかけになったら」と話している。入会希望は、敦賀鉄道資料館=電話0770(21)0056。水曜休館。
【北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ】

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