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大阪・北浜の路地裏でみつけたレトロなビルをリノベしたカフェ「spectacle KITAHAMA」

  • 2021年5月31日
  • ことりっぷ


大阪でレトロ建築探訪できるエリアといえば北浜・淀屋橋エリア。国の有形文化財の指定を受けた、重厚な歴史的建造物が点在する街です。そんな北浜でひときわ異彩を放っているのがカフェ「spectacle KITAHAMA(スペクタークルキタハマ)」。
エントランスのインディゴブルーのタイルと古びた扉が印象的で、異国にあるカフェのような雰囲気が漂っています。全4フロアに店主こだわりのモダン家具が配されているので、自分のお気に入りの場所を見つけて、非日常の雰囲気にひたってみてはいかがでしょうか。
梅田から大阪メトロで10分ほどの場所にある北浜。国の登録有形文化財に指定された「北浜レトロビルヂング」や元銀行の意匠を残した「新井ビル」といったレトロ建築が数多く残っています。
こちらのカフェは、大通りから路地奥に入った場所にありますが、店主がセレクトしたインテリアとフランス郷土料理が写真映えすると、いつも多くの客でにぎわっています。
店主は約6年間、フランスのレストランで働いた経験のある料理人。帰国後、この古いビルの雰囲気が気に入り、1棟丸ごとリノベーションしました。
コンクリートがむき出しの無機質な空間に、店主お気に入りの北欧家具が並んでいます。北欧家具というとナチュラルな木製家具をイメージしますが、こちらの家具はアンティーク中心で、モダンなデザインが多いのも特徴。色もデザインもバラバラなのに不思議と統一感がありギャラリーのような洗練された雰囲気です。
このインテリアを気に入り、アーティストが企画展を開催したり、ファッション誌の撮影に使われたりすることもあるそうです。
ランチは全3種ある中で、一押しは店主がフランスのレストランで修行していたときに学んだタルトフランベ。アルザス地方の郷土料理で、薄く伸ばした生地にクリームチーズをメインにしたソースをぬり、きのこ、ベーコン、たまねぎをのせて焼いています。ピザのような見た目ですが、生地は極薄なのでパリパリと香ばしく、ピザよりあっさり味わえます。
タルトフランベと並んで人気なのがオリジナルココナッツカレーです。ココナッツミルクを加えることでスパイスの刺激は控えめで、マイルドな味わいに。彩りがよい季節の野菜のグリルも添えられています。ランチにつく季節のサラダには、野菜のほかにフルーツやピクルスのトッピングでボリュームたっぷりなのもうれしいポイント。
一番人気のスイーツ箕面カヌレは食後のスイーツに。大阪・箕面にある姉妹店「CAFE EZE」の看板商品で、淀屋橋にあるワイン&コーヒースタンド「淀屋橋パーラー」と系列3店で販売しています。
店主がフランスで出会った焼き立てカヌレのおいしさに感動し、「日本でもこのおいしさを広めたい」とレシピを試行錯誤。バターをたっぷり使い、リッチで上品な味わいながら、軽い食感に仕上げています。イートインなら温め直してくれるので、ふんわり食感とバターの風味が感じられます。
ドリンクはコーヒー、フルーツソーダ、アルコール類と多彩ですが、なかでも注目してほしいのが紅茶。ドイツの老舗高級紅茶ブランド「ロンネフェルト」の茶葉を12種類取りそろえています。
アッサム、ダージリンなどなじみのある茶葉のほか、フレーバーティー、ハーブティーなども。世界各国のホテルのティーラウンジなどで愛用されているとあって、香りが華やか。優雅な気分に浸れますよ。
ドリンク類はすべてテイクアウト可能。時間がないときはサクッと食事をすませてドリンクは持ち帰るのも手。ロゴもかわいいので持っているだけで気分があがりそうです。
北浜のレトロ建築を散策する際には、こちらのカフェで、自分のお気に入りの席を見つけたら、名物のフランスの郷土料理をオーダーして、異国気分に浸ってみてください。いつも以上にゆるりとした時間が過ごせそうです。

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