E-M1とE-M5Mk2の新しいファームが発表されたE-M1には深度合成モードが搭載。
同時にぼくの深度合成昆虫撮影記がアップされた。待ちに待った機能だ。
昆虫写真家など小さな被写体で深度合成で深いピントの写真を撮りたい向きには福音である。
ファームアップが実施されるのは少し先だが、この機能が昨年あったら良かったなと思った。今年は世界のカマキリ観察図鑑を出版したが、白バック写真の多くは深度合成で撮影している。フォーカスを変えて何枚も撮影するわけだが、手際よくやっても5枚以上の写真を撮影するには1分ぐらいかかった。生きているカマキリだから、動いてしまうことがほとんどで、1枚撮影するのに1日がかりなんてこともあった。
今度搭載された深度合成はだいたい1秒で完結するので、成功率は大幅にアップする。標本などの撮影なら、極めて効率よくできる。フォーカスブラケットモードを使えば、ピントをズラして何十枚もの写真を撮影して、精緻な深度合成写真の素材を撮影することもできる。30枚撮っても数秒で済むのはとてもありがたい。
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