「海野和男の昆虫撮影テクニック」を出して2年経った。その間、カメラの進歩は著しいものがあった。特に高感度域での画質向上はフルサイズはさらに、そしてコンデジまでもが高感度特性が良くなった。機種にもよるが、この2年間で2絞り近い向上があったと思う。そして遅かったミラーレスのAFが一眼レフを凌駕するまでになった。
けれど前の版でメインの機材の一つだったフォーサーズ(オリンパスEシリーズ)の開発が中止され、フォーサーズはマイクロフォーサーズに置き換わった(撮像素子そのもののサイズは同じ)
そこで、前の版を大幅に改訂した増補改訂版を作ることにした。5月23日に発売。値段は据え置きだとおもう。
8ページの増ページ。そしてフォーサーズの写真を、できるだけマイクロフォーサーズで撮影の写真に差し替えた。ほかの写真の差し替えも、できるだけ新機種のカメラで撮影したものを選び、100枚以上の写真を差し替えた。さらに作例が意味なく大きかったところなどを凝縮するなどしてページを捻出し、10見開き以上の新しい項目を作ることができた。
チョウやトンボを撮る人にとっての標準レンズ的な望遠ズームレンズをもっと活用するページは、ぼく自身この2年間で、ズーム、特に望遠ズームの使用率がチョウでは50%を超えたからだ。またコンデジも新機種がメインになった。コンデジでの魚露目レンズの活用のページも増やした、小さな被写体を撮るのに一般的になってきた深度合成には3見開きを当てている。ぼく自身良くわからなかったフォトショップでの深度合成の方法もわかりやすく書いた。
見て頂ければ、ほとんど新しい本との印象を持って頂けると思う。
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