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海野和男のデジタル昆虫記

LumixGH3発表

LumixGH3発表
2012年10月26日

 パナソニックからマイクロフォーサーズの新しいミラーレス機GH3が発表された。発売は12月の予定。
 8月にこのプロトタイプを使った。フォトキナ用の作品製作の依頼だった。10日ほどかけてマレーシアで撮影した。今日からGH3スペシャルサイトガ公開されている。
 パナソニックのカメラは今までGH2を使っていたが、動画メインで,スチールは3Dレンズ使用の写真が主だった。それは、高感度画質が不満だったり、絵作りが今ひとつというところがあったからだ。けれど動画機としては、最も使いやすいスチールカメラだと思っていた。テレビの撮影は60iが基本であるが、スチールカメラで60iを達成したのはGH2が初めてだったと思う(確かではないが)。今回のGH2は60Pを達成している。映像の世界は今やプログレッシブ時代でもあると思う。
 今度のGH3はビデオ機能も進化したが、スチールでもかなり本気のカメラである。スチールをメインにするカメラマンにも使って欲しいという自信作のようだ。パナソニックには良いレンズもたくさんある。例えばこの写真はライカエルマリット25mmF1.4で撮ったものだ。明るい単焦点レンズとしては,最短撮影距離が短く、近接撮影にも向いている。近接撮影ではボケはさらに大きく美しくぼける。性能の良く、小さなレンズが多いGシリーズのラインアップは、海外撮影などに便利そうだ。防塵防滴も一つの売りである。
 画質や総合性能は動画機能や操作性を除けばオリンパスのOM-Dとよく似ている。やや大型のボディー(といっても本体470g)はボタン類が多く、メニューが深くないのでニコンのカメラのように操作性がよい。操作性ではマイクロフォーサーズではじめて一眼レフ同等の操作性が達成されたのではという感想だ。シンクロはOM-Dが1/250なのに対し,1/160というのは惜しいが(OMDは1/250)、スチールの画質もOM-D並まで来た(あくまでぼくの感想)。
 動画機能は無圧縮で撮れるモードや、60pで高いビッドレートでFHDが撮れるモード、さらにスローやクイックがあったりする。撮影しながら、映像のみをHDMIで出力できる。現状の民生用のスチールカメラとしては,最も優れたものの一つだと思う。これなら映像作家も十分使えるのではないだろうか。コストパフォーマンスに優れたデオカメラとして世界で広く認知されていたGH2がさらに進化したイメージだ。
 写真は面白いトビナナフシ、とても小さな翅がある。そして触ると一瞬翅を開く,翅はあまりにも小さいのでその瞬間を見たのははじめて。
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