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海野和男のデジタル昆虫記

チッチゼミ

チッチゼミ
2010年09月09日

 夏の終わりに出てくる小さなセミで、主に松林でチ・チ・チ・・・と小さな声で鳴いている。ただし最近は耳がこのような小さな音をほとんど識別しないから、最近声を聞かないなと思っていたら、目の前にとまっていた。音でいるかいないか判別するのは若い人に任せた方がよい。歳をとった昆虫好きが、○○セミも少なくなったと言っても信じてはいけないと言うことだ。
 VIDEOやネットで虫の音を聞くと、高品質で録音されたものほど、歳をとると聞きにくいということはないだろうか。つまり高音域など、老人や耳の悪い人には聞きづらい音域のディテールを出すために低温域のレベルが低くなっているように思うのだ。
 高音域を犠牲にしてレベルを上げ、老人にも聞こえるようにしたら、耳の良い人には雑音にしか聞こえないのだろうか。
 ニイニイゼミの声は、聞きづらくなったと思っていたが、近ければ、ぼくにも良く聞こえることが今年わかった。けれどその音は若い頃に聞いたものと若干異なっているのだった。そしてぼくには高音質で録音されたニイニイゼミの声はほとんど聞こえないのである。
E-PL1 14-150
 
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NHKBShi 再放送9月12日(日)前11:30~、13日(月)後0:30
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