枝に似た昆虫もいる。有名なの夜行性のナナフシだ。ナナフシは昼間は枝にとまってじっとしている。休息時は2本の前足をぴったりとくっつけて真っすぐに伸ばす種が多い。こうすることで体はまっすぐな一本の枝に見えるようになる。
前足をまっすぐに前に出し、それをくっつけるというのは構造的に結構難しい。それはナナフシでは前足の前にある頭が胸よりもやや左右に出っ張っているからだ。それを解決するためにナナフシでは前足の付け根が細くなっている。前脚を伸ばしたときに脚の付け根に丸い隙間ができ、その間に頭をぴたりと入れる構造になっている。この構造はナナフシ類に共通するからの構造だ
「昆虫たちの擬態」 昆虫擬態の観察日記 花になったカマキリ
◎10月12日までマダガスカル取材中のため、今月は特集昆虫の擬態を連載形式でおおくりします。マダガスカルからの更新は恐らく不可能と思われますがチャレンジはしてみますのでお楽しみに。マダガスカル昆虫記は10月以降に特集したいと思います。
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