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海野和男のデジタル昆虫記

マルハナバチの飛翔

マルハナバチの飛翔
2008年06月30日


 EX-F1での高速連写はまことにすごいものがあるが、問題点がないわけではない。この写真は連続する2枚の写真だ。1/3200ぐらいを使っても、ハチの速い飛翔は完璧にはとまらない。それはよいのだが、下の写真の翅が折れ曲がっているように見える。これは、本当に翅が折れ曲がってしまったわけではない。折れ曲がった部分は残像とでも言おうか、恐らくは画像処理が間に合わないのではと思うが、その少し前の画像が残っているのだと思う。ハチのように高速度で翅を動かす被写体を狙った場合は、このようなことが起こることもある。
 昆虫の場合、被写体を大きく写すと、その動きはかなりのものになる。それでこのような現象が起こることがたまにはあるのだ。そのあたりは画像解析用のカメラではないから、あまり深く考えないで、このようなことが起こってもぼくには特には不具合ではない。ただし、デジタルの画像処理というのは、本当に難しいものなのだなと思うのである。

◎海野和男写真展「小諸日記Part.4」神戸・元町アートギャラリーで開催中(6月13日〜7月2日)

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