アトリエの庭では、クロオオアリが多く見られるようになってきた。巣の入り口では、土塊をくわえた働きアリが次々に出てくる。巣の拡大に大忙しという感じで、運びだされた土が、すでに小山を作っている。庭のクロオオアリを一年見ていると、春のこの時期が一番、土の山が大きいように思う。
もうほとんどのアリが活動を始めていて、地面付近はもちろん、木の高いところにもアリの姿を多く目にするようになった。だが、注意してみると、その中にアリによく似たアリグモが混じっていることがある。下の写真がアリグモだ。アトリエの庭では、初夏のこの時期が最も多い。
アリグモは、脚は8本だが、前脚を浮かしてユラユラ揺らしていると、まるで触角のように見える。アリは昆虫なので頭、胸、腹に別れ、胸と腹の境目がくびれている。一方クモは頭胸部と腹部のしかなく。寸胴である。ところがアリグモは腹部の付け根を細くすることで、アリのように見せているのである。
◎E-300による16人の写真家展
期間2005年5月6日(金)〜5月18日(水)
午前10:00〜午後6:00 (最終日 午後3:00まで)
日曜・祝日休館
詳しくはこちらからどうぞ。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.