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海野和男のデジタル昆虫記

アリとアリグモ

アリとアリグモ
2005年05月04日

 アトリエの庭では、クロオオアリが多く見られるようになってきた。巣の入り口では、土塊をくわえた働きアリが次々に出てくる。巣の拡大に大忙しという感じで、運びだされた土が、すでに小山を作っている。庭のクロオオアリを一年見ていると、春のこの時期が一番、土の山が大きいように思う。
 もうほとんどのアリが活動を始めていて、地面付近はもちろん、木の高いところにもアリの姿を多く目にするようになった。だが、注意してみると、その中にアリによく似たアリグモが混じっていることがある。下の写真がアリグモだ。アトリエの庭では、初夏のこの時期が最も多い。
 アリグモは、脚は8本だが、前脚を浮かしてユラユラ揺らしていると、まるで触角のように見える。アリは昆虫なので頭、胸、腹に別れ、胸と腹の境目がくびれている。一方クモは頭胸部と腹部のしかなく。寸胴である。ところがアリグモは腹部の付け根を細くすることで、アリのように見せているのである。


◎E-300による16人の写真家展
期間2005年5月6日(金)〜5月18日(水)
午前10:00〜午後6:00 (最終日 午後3:00まで)
日曜・祝日休館

詳しくはこちらからどうぞ。

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