中部地方では草原的な環境がどんどんなくなり、そういったところを生息環境とする蝶は激減してきた。
ぼくが子供の頃は追分けが原が草原だった。火山性の草原は土地がやせているので、乾燥や貧栄養に耐える草しか生えないから、ほっておいてもある期間は環境が保たれるようだ。追分けが原は植林されたりして、今では見る影もない。あれほどたくさんいたヒメヒカゲの姿もない。
東部町にちょっとした草原がある。その形状から畑にする予定だったと思うが、よい草原的環境を保っていて蝶も多い。今日は梅雨が明けたような青空の下たくさんのヒメシロチョウやコキマダラセセリが飛び交っていた。
コキマダラセセリはテストカメラのハイスピードシンクロを試してみた。なかなか良く同調するから。ポートレート向きかなと思った。ヒメシロチョウはストレートに撮影。+0.3で絞り開放AE、AF。AFはマクロでは使えないカメラも多いが、このカメラはではいつもAF撮影している。結構快適である。風景は標準ズームワイド側14mm(35mm換算28mm)チョウは50mmF2マクロ(同100mm)
◎平凡社よりカラー文庫で「昆虫の擬態」が発売。内容は写真集とほぼ同じ。「人間講座」の7回目と8回目は擬態の話ですから、参考になると思います。1300円
◎7/31 シンフォレスよりDVD「日本の昆虫」が発売されます。詳しい情報はこちらをご覧下さい。こちらより通信販売も可能です。
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