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海野和男のデジタル昆虫記

今日のクラシックカメラ(ペンタックスS2、マクロトラベナー)

今日のクラシックカメラ(ペンタックスS2、マクロトラベナー)
2001年12月15日

アサヒペンタックスS2は1959年の発売。ペンタックスがM42(プラクチカ)マウントを採用し、ペンタックスと名付けたのは、確か1957年発売のAPからだと思う。S2は58年のKに次ぐ3代目のペンタックスである。
 レンズはシャハトの50年代のマクロトラベナー50mm2.8等倍マクロレンズである。前から使ってみたかった有名なレンズで、つい最近やっと入手することができた。ダブルヘリコイドを使用し、15cmまで寄れる。写真の下に鏡筒の一部を入れたが、ここに書かれている数字が面白い。4xと書いてあるのは撮影倍率が4倍だと勘違いしてはいけない。ここまで繰り出した時にかかる露出倍数だ。マクロ撮影でレンズを繰り出すと、レンズからフイルムまでの距離が長くなるのでレンズは暗くなる。4倍というのは2絞り暗くなることを意味している。つまり等倍の撮影位置ではF5.6が開放ということになる。昔はTTLでAEなんて無かったから、いちいちこの露出倍数を考えなければならず、それだけマクロ撮影は難しかったのである。

◎クラシックカメラで自然を撮る2002年初夏発行予定

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