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第6回 「エコなエネルギーの使い方って何だろう」荻本 和彦 氏

  • 2011年2月17日
  • 緑のgoo編集部
J-POWER エコ×エネ・カフェ
質問2:「あなたの想像した未来は、あなたにとって望ましい世界でしょうか?
あなたの想像した未来は、あなたにとって望ましい世界でしょうか?

最初のテーブルに一人だけを残し、他のメンバーは席替えをして第2ラウンドがスタート。先ほど話し合ったことを新しいメンバーで共有し、新しいテーマで対話をしていきます。

先ほどの宮野さんのテーブルでは「便利になるといいけれど、使いこなせるかどうかが心配。機械に使われるようになってしまわないか」「人間が考えなくてもすむような社会になってしまったら、人間が退化してしまうのではないか」などという意見が聞かれました。このポイントは他のいくつかのテーブルでも指摘されていて「人間が本来備わっている感覚や感性が失われる危険性があるような気がします。いくら便利で快適だとしても、ちょっと心配な気持ちもしますね」「いろいろなものがコントロールされる世の中になると情報操作によって人の生活そのものが左右されるようになってしまいそうで少し不気味な気がします。また、そういう管理装置を持っている、持っていないで生活に格差が生まれるような気もしますね」など、テクノロジーが生活に浸透するというのは、必ずしもよいところばかりではないかもしれないという声も聞こえました。

最初のテーブルで話し合ったことを新しいメンバーと共有します
最初のテーブルで話し合ったことを新しいメンバーと共有します
最初のテーブルで話し合ったことを新しいメンバーと共有します
最初のテーブルで話し合ったことを新しいメンバーと共有します

一方で「地球の資源の問題は深刻。これを解決するために再生可能エネルギーは必要だし、それを賢く使うテクノロジーなのだから歓迎すべき」という声も多く聞こえました。「よりよい社会のために考えられている技術なのだから、上手に使えば地球にも人にも優しい技術になると思います。どんな技術でも使う側の意識が大切ということですうよね」という発言にテーブルのメンバーが深く頷く場面もありました。「そもそも、地球が今どういう状況にあるのかを考えて、バランスのとれた社会を考えることが大切ですよね」。

社会人メンバーが増えたテーブルで少し緊張した様子の平佐さんも対話が進むにつれリラックスした表情に
社会人メンバーが増えたテーブルで少し緊張した様子の平佐さんも対話が進むにつれリラックスした表情に
社会人メンバーが増えたテーブルで少し緊張した様子の平佐さんも対話が進むにつれリラックスした表情に
社会人メンバーが増えたテーブルで少し緊張した様子の平佐さん(左)も対話が進むにつれリラックスした表情に(右)

他には「主婦は安いものや便利なものに飛びつきやすい。だからこういう技術は望ましいかどうかに関わらず必然的に広がっていくような気がします」「使ってみないといいか悪いか分からない。使う側にとって仕組みの分かりづらいものが普及するのは確かに不安があるけれど、普及の段階ごとに利用者が評価してフィードバックし、必要であれば一歩戻るようなことも必要になるのではないでしょうか」などといった意見が聞かれました。「自家発電したエネルギーと電力会社から供給されるエネルギーをバランスよく使うことで、エネルギーの自給自足の実現に近づけるのでは」「再生可能エネルギーの普及が進むことは地球にとっていいことだと思うので、後は自分たちの生活をどう変えていきたいのか、求める生活スタイルについて同時に考えることが必要だなと思いました」など、地球と自分たちの暮らしの未来について、とても深く考える場となったようです。

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